英単語、もっと楽に覚えられないか。
暗記に楽な道なんかない!と思っていますか?
実はあるんです。単語を覚える=暗記、と考えてしまうと、非常に辛く苦しいものとなりますが、実際には私たちは言葉を使う時もちろん暗記して使っています。しかし単語帳を見て暗記したわけではありませんね。
その実際使っている言葉はどのようにして覚えましたか?
使っているから覚えたのです。つまり、実際に使えば覚えられる、というわけです。
たとえ英語だとしても、I love youこの意味が分からない日本人はほとんどいないと思います。それほどに普段からこの単語には慣れ親しんでいるのですね。Thank youもそうですね。おばあちゃんやおじいちゃんも使っています。ありがとう、と言う意味だというのを考えるまでもなく知っている、と言う状態です。
実際に書け、と言われたら、綴りが分からないという方はいるかもしれませんが。
同じ方法を受験用の英単語暗記でも使うことができるんです。
高校受験の英単語の教材をひとつ選びます。この時に、ネイティブの発音教材が付属しているものを選んでください。最近はネットの辞書でも発音を聞くことができますが、手っ取り早いのは教材になります。
さて、これをそのまま聞いてもいいのですが、単語を覚えるのと同時にリスニング力やスピーキング力も高められるので、その発音を聞きながら、自分でその単語を発音してみましょう。単語とともに例文が載っているものが望ましいです。これも自分で調べてみても勉強になりますね。
そしてその自分の声を、ボイスレコーダーやスマートフォンなどに録音します。
何度も聞くことになりますので、自分がアメリカ人になったつもりで、教材の真似をして、かっこよく言ってみましょう。他の誰かに聞かせるものでもないので、恥ずかしがらずにやってみてください。
前日の夜にこの作業をしておけば、次の日に移動時間に聞くことができるので、一回につき10個から30個くらいでしょうか。
自分で録音したものを聞きながら、スペルと意味を書いた単語帳を見つつ、口を動かします。聞いているうちに自分の発音をもっとよくしたい、と思えば、しめたものです。その単語は録音し直してみましょう。
覚えたい単語のところだけ英語にした日本文を作ってみる。
著名な有名人の方などで、ある部分だけ英語にしてしまっている芸風の方がいますが、これをまじめにやってみるとなかなかいいのです。
わたしのneighborhood(ご近所)には画家がいる。
今日はたくさん勉強したのでtired(疲れた)だ。
などです。
すべて英語の文章にするよりイメージしやすいと思います。実は言葉はイメージできないと使うことができません。たとえば多くの日本人もBoyという単語は少年だと知っていてわざわざ訳さなくてもすでにイメージできているから使えるのです。このやり方で考えなくてもtiredは疲れただな、あーあ、tiredなどと口から出るようになればしめたものです。こんな風に自分で使いやすい単語帳を、否定文、疑問文もセットにするとなお自然に覚えていけます。単語一つで覚えようとしないで、必ず文にして覚えていきます。
自分にとって覚えにくい単語ほどこの方法を使ってみるとよいでしょう。