苦手な部分が分かったらしめたもの
「苦手なのはここ」というポイントが分かっているならそれに応じた対策を立てればいいわけで、だいぶ進むことができます。ですが、何が苦手か分からない、苦手な理由がなんとなく、だと、まずは「苦手意識」をなんとかしなくてはならないということになります。
そんな時でも、やらなくてはならないのが勉強です。ことに英語は今後の日本社会において重要な要素となっていくので、受験だけではなくお子さんの将来のためにも是非習得しておきたい科目です。英語が苦手な部分が分からないを分解してみましょう。
単語が分からない。
りんご=appleなど、=を増やしていく必要があります。
文法が分からない。 単語は分かっても、その記述の順番、ルールが分からない、という状態。日本語と英語は語順や考え方が違いますので、英語のルールを覚えていくことです。
単語も文法も大体わかるが意味が分からない。
こちらは、長文にありがちなパターンです。その単語がどれを指しているのかが分からない、このnotは何を否定しているのか分からない。これは英語の文章を分解して理解できればいいわけですので、分解の仕方を知ること。
全部分からない。
まずは簡単なところからこつこつはじめていけば、必ず長文も理解できるようになります。自分のレベルに合わせて励まして、自信をつけてくれる先生に会うことが近道です。
分からない=苦手と認識してしまう
分からない、という方ことを苦手としてしまうことがほとんどです。もちろん、意味が分かる日本語で書いてあっても読書が苦手だという方はいます。その場合は、たとえば面白い本に出あう、自分の興味のある分野ができて、それについての本を読むようになる、などで克服される方も多いと思います。英語も同じです。「留学生が友達の家に行く」などという文章、大人が読んでも面白いわけがありません。まずはその子供の好きな分野の簡単な英文に触れてみることです。
今は世界中の子供向けの本が大きな書店やインターネットで手に入りますから、アメリカの小学生が読む絵本などからはじめるのも手です。当然ながら冠詞などもしっかりしていますので、それらを読んでみることで「分からない単語だらけであることに気が付く→苦手なのは単語だと分かる」「そもそも何を言っているか分からない→単語も文法も必要」このように、自分の苦手ポイントを知ることができます。
さて、ここではじめて「留学生が友達の家に行く」というなんのこっちゃな例文に意味が出てくるわけです。「そうか、この文章で使われているこの単語は、この絵本でも使われている。そういう意味だったんだ。じゃあこの単語は例文にはなかった、どういう意味かな?」ここではじめて、お子さんの中で英語学習の意味がでてきます。
高校受験、どうしても英語は必要です。イヤイヤやっても成果はあがりません。興味を持って、積極的に取り組むとき、爆発的な効果が出るのです。