英語長文攻略5つのポイント

高校受験の長文を攻略するには。

受験での長文の役割はなんでしょう。
生徒の英語の理解力を見ているのです。

1.長文を声に出して読みながら書き写す。
なんとなく読んでいても理解が深まらず、分からないところは分からないままであることが多いのが長文読解です。
そこで自宅自習でおすすめするのが、音読筆写という方法です。
これは、読解力があがるだけでなく、リスニングの項でも触れますが、リスニング(英文の聞き取り)スピーキング(英文の口述)だけではなく、ライティング(英文記述)まで抜群の効果があるすごい方法なのです。
声に出して読むことで耳からも英文が入ってきます。そして臨場感を持って文章を理解できるので、語順に迷うこともなくなります。そして文法がすーっとはいってくるのです。ぜひ試してみてください。

2.熟語
文章は理解するのに単語を知らないといけないのは言うまでもありませんが、実は熟語こそ大事なのです。熟語、あるいは連語、イディオムという呼び方もされます。
熟語とは、簡単な単語が結びついて一つの意味を持つこと。単語だけの意味ではない意味を持っており、長文にはたくさん出てきます。
簡単なものでは、a lot of~(たくさんの) a cup(glass) of~(一杯の)などがあります。これはもう形が決まっていますので、覚えるしかありません。
「a(ひとつの)lot(たくさん)???」とそのまま訳してもわけが分からなくなってしまいます。
知っておかなければならないものとして、毎日こつこつ取り組みましょう。

3.代名詞
長文を読んでいると何が何を言っているのか分からなくなることがままあります。代名詞、と聞くと難しそうですが、名詞の代わりに使われる言葉です。何回も名詞を繰り返すとしつこいですし文章も長くなりかえって分かりにくくなります。そこで。itやtheyなどが出てきます。代名詞は使われる場合、必ずその前に、そのitが何を指しているかが分かる名詞があります。「an apple」あるいは「Takashi's family」などです。なので、名詞を見つけておけば、一体このitが何なのか迷わなくて済みます。 本来分かりやすく便利にするために作られたものなので、名詞の代わりになるもの、ということを理解していれば、OKです。

4.接続詞(前置詞)
接続詞は二つ以上の文と文をくっつけるために使われるものです。alsoやbecauseなど、これらは使う接続詞によって文章中の順番が変わったりしますので、様々な例文を読み、書きとることによってルールを理解しておきましょう。

5.時間配分
これは受験時のテクニックと言えますが、試験の時間内に問題を解き終わらなければなりません。そこでまずざっと読んで、問題の全体像を把握し、いきなり問題を解いていかないことです。解きやすい問題を見つけてはじめましょう。

また、長文読解には文法を理解していることが必須です。分からない部分はうやむやにせず、家庭教師に確認して、いつも疑問をつぶしていくことが大事です。